【 カンティーナ Cesari 】
1965年にUnberto Cesariによってカステル・サン・ピエトロに設立されたカンティーナ
現在生産量はエミリア・ロマーニャ州で一番

エミリア・ロマーニャではランブルスコが有名ですが、その他にはそれほど有名なワインはありませんでした。
なぜなら各農家で作られたブドウを集めてコペラティーボ(協同組合)で低価格で大量生産していたため、美味しいワインができなかったと言う事です。
新しく出来たUnberto Cesariでは高品質のサンジョベーゼのワインを造ることを目標に、ボローニャ大学農学部と共同研究をしました。
まず土地を大切にし、そこで収穫したブドウを使用し、色々試行錯誤の結果、世界一のサンジョベーゼワインを競う大会で優勝するまでになったそうです。
 
 
Cesari1
この看板を目印に脇道に入ると
ブドウ畑が広がっています。
100ヘクタールのブドウ畑を所有しているそうです。
 
Cesari2
ニワトリのテラコッタの看板が素敵でした
Cesari3
白ワイン用のブドウ アルバーナ。
このまま食べても甘くて美味。
Cesari5
収穫したブドウは、まずこの機械で葉や枝を
取り除き、その後は破砕します。
この機械は白ワイン用。
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圧搾した果汁を発酵させるステンレス槽。
1つのステンレス槽には2万リットル入ります。
赤ワイン用には浮いてきたブドウの皮を
上からプレスする機能が付いています。
 
Cesari8
全てのステンレス槽の温度が
ここで集中管理されています。
Cesari6
長期熟成用には3種類の樽を使います。
この樽はオーク樽。6000リットル用
Cesari9
小さな樽はフランス製。
1年熟成用です。
中央にはカンティーナが生産した
全てのワインが並んでいます。
 
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むかーし実際に使っていた
ワイン醸造の道具 その1
Cesari11
昔のワイン醸造の道具 その2
Cesari12
ワインの醸造過程を説明していただいた後、
いよいよ試飲です。
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スプマンテから始まって4種類のワインを試飲。
ワインによって相性の良いおつまみを
出してくれました。
スプマンテには2種類のクロスティーニ
 
Cesari14
一押しのワイン「TAULETO」にあわせたおつまみ。
試飲したのに750mリットルは売り切れていました。
Cesari15
今回説明してくれたCesari家のお嬢さん。
大学を卒業したばかりの綺麗な方です。
Cesari16
他ではそんなに熱心じゃなかったのに、
お嬢さんにぴったり寄り添って質問攻撃のロベルト。
私達がいてもお構いなし
 
試飲で飲んだのは、まぁ美味しかったですが、イタリアから持って帰るほど惹かれるものはありませんでした。
もしかしたら、サンジョベーゼがあまり好きではないかもしれません。
スワロフスキーとコラボレートした綺麗な瓶のワインはちょっと興味を惹かれたのですが、箱なしで5000円ぐらい。
それだったらモエ・エ・シャンドンとスワロフスキーのコラボを買った方が良いかな。
現在日本には2種類のワインが輸入されていますが、それなりのお値段がします。。
余談ですが、2003年はワインの当たり年だそうですので、購入する時に参考にしてくださいね。